①
蛙がないてる 沼田で よ
踏まれ 蹴られて ぎゃく ぎゃく と
昔の昔の その昔
爺さ 婆さが 子供のころも
そのまた昔の そのままの
同じ声でよ ぎゃく ぎゃく と
ぎゃく ぎゃく と よう
②
蛙がないてる 遠くで よ
くらい どこかで ぎゃご ぎゃご と
昔の昔の 大昔
誰も 一人も 居もせぬころ
そのまた昔の そのままの
同じ顔でよ ぎゃご ぎゃご と
ぎゃご ぎゃごと よう
③
蛙がないている 谷間で よ
親子そろうて げく げく と
やがての やがて そのやがて
誰も みんなが いやせぬ頃も
昔の昔と 同じよに
ないているだろ げく げく と
げく げく と よう
掲載誌:『日本歌謡』 昭和37年11月 3ページ