「筵織りの唄」

ギイトン ギツトン ギイトントン
妹娘(おぼこ)ァ ヘイ打ち
サンゴ差(さ)しァ 姉娘(あんね)
納屋(なや)で けふ日(び)も ギイトントン
筵織(むしろお)り
  ヤアレ ギツトン ホレトントン

ギイトン ギツトン ギイトントン
筵(むしろ) 一枚(まい)
八銭(せん)五厘(りん)
九枚(まい) 織(お)らぬに ギイトントン
日(ひ)が暮(く)れる
  ヤアレ ギツトン ホレトントン

ギイトン ギツトン ギイトントン
明日(あした)ァ縄(なわ)なひ
藁(わら)打(う)ち仕事(しごと)
賣(う)り日(び)ァ近づく ギイトントン
氣(き)が急(せ)ける
  ヤアレ ギツトン ホレトントン

ギイトン ギツトン ギイトントン
今夜(こんや) 夜業(よなべ)に
三枚(まい)織(お)らにや
五足(そく)賣(う)ろにも ギイトントン
端(は)が出來(でき)る
  ヤアレ ギツトン ホレトントン

掲載誌:『民謡音楽 主幹野口雨情』2巻 5号 昭和5年 1930 5月号