「アイウエ王子」

アイウエ王子はひとり旅

マミムメ藻の花 白く咲く

カキクケ湖の岸見おろした

タチツテ塔のその上の

ラリルレ牢屋をぬけ出して

ナニヌネ野原をこえたとき

ヤイユエ夜が明け 日がのぼり

サシスセ園で 待ちかねた

ワイウエ王女に あえたとさ

ハヒフヘホホホと わろたとさ

掲載誌:『詩と民謡 北日本文苑』第23巻 六月号 復刊55号 通巻155号 1965
北日本文苑詩と民謡社