「点 その二」

点は線
線の切尖
始めで そして 終
時空を貼り合わす

光が来ると孤座を頑(かたくな)にしていても
光が去るとついていってしもう
点は無限への門

掲載誌:『詩と民謡』1960年9月号 18巻9号