「花」(御題)

紅い唇を綻ばせたばかりに切られ
盃んだ古壺にいのちの残りを燃やす花
それへ交(かわ)される礼服のよそよそしい御慶

掲載誌:『詩と民謡』1970年1月号 28巻1号