「どくだみ」

溝(どぶ)をこのんでさいたはな

溝に護(まも)られ
溝によつて美しさを増し
それさへも氣づかずに在る白いはな

――どくだみのはな

掲載誌:『石』 中山輝詩集 昭和5年9月 87ページ『出顯』