詩「石ころ」 掲載日:1930.9.1 石ころを蹴ることしか 遊戯(あそび)を知らぬこの町の兒 ある日 その石ひとつをうしなうてから もの足りぬ兒となり呆(ほう)け ようなぐさまずそればかし氣にしてゐる 掲載誌:『石』 中山輝詩集 昭和5年9月 73ページ『石』