「野分」

吹くな 野分よ 野の草 折れる
逢いにくる路 埋めながら
月の気寒さ 待ちくたびれて
おろしゃ 筵戸(むしろど)も しっとりと

掲載誌:『現代民謡詩選』 昭和31年6月 185~186ページ